フジテレビの女子アナウンサーが、人気司会者・中居正弘との接待会食に関与したとして、内部資料が流出した問題が報じられました。週刊文春によると、フジの幹部が仕組んだこの接待は、2021年冬に発生した新型コロナウイルスのオミクロン株拡大時に行われ、女子アナウンサーたちが予期せぬ状況に巻き込まれていたことが明らかになりました。
流出した資料には、女性アナウンサーが中居氏と一緒に六本木の高級ホテルで飲み会を開く計画が詳細に記されています。水谷愛子アナウンサーは、当初は飲食店での会食だと思っていたものの、実際にはホテルのスイートルームで行われ、他の女性アナウンサーも同席していました。
会食の席では、中居氏が自らの飲酒量を自慢し、女子アナウンサーたちに対してマウントを取るような発言をしていたとされます。さらに、接待目的で集められた女性たちが、意に沿わない性的行為に巻き込まれる恐れもあったと報告されています。
この問題は、フジテレビの内部文化や男女の関係性に対する批判を呼んでおり、特に港社長を含む幹部たちが状況を放置していたことが問題視されています。また、被害を訴えた女性アナウンサーたちの声が無視されていたことも浮き彫りになっています。
立花孝志氏は、文春の報道を受けて、女子アナウンサーの実名を明かし、事態の深刻さを訴えました。この問題は、フジテレビだけでなく、メディア業界全体における女性の扱いに対する再考を促すきっかけとなるでしょう。今後の展開が注目されます。