元女子アナウンサーでYouTuberの青木歌音さんが、フジテレビの制作に関与する幹部から受けた性被害について実名告発を行いました。青木さんは自身のYouTubeチャンネルで、14日にテレビ業界での性被害を告発し、1万件以上のリポストを集めました。その後、20日に公開した動画では、具体的な被害の内容を詳細に語りました。
青木さんは、フジテレビのバラエティ番組を制作する会社でアナウンサーとして活動していた際、特定の幹部からのセクハラや脅迫を受けていたことを明かしました。彼女は、当初は食事や送迎を通じて関係を築いていたものの、次第にその距離感が強引になり、セクハラ発言や身体的接触が増えていったと語ります。「キスを求められ、断ると怒られる状況が続き、精神的に追い詰められた」と彼女は振り返りました。
また、青木さんはこの告発を通じて、テレビ業界の裏側を知ってもらい、浄化を促進したいとの思いを述べています。彼女は、実名を明かせない理由として、自身の身の安全を確保できない状況や、証拠不十分で訴えられた場合に資金力で対抗される可能性を挙げました。
彼女の告発には、視聴者から「勇気ある告白に感謝する」といった声や、フジテレビへの批判が寄せられています。フジテレビ側は、青木さんの告発について公式なコメントを発表しておらず、業界内のハラスメント問題は未解決のままです。青木さんの勇気ある行動が、他の被害者に勇気を与え、さらなる告発につながることが期待されています。