ジャニー喜多川氏の生前の映像が流出し、ジャニーズ事務所の内部事情に関する注目が集まっています。この映像は、ジャニー氏が約20年前に行った宴会の模様を映しており、参加者の中にはジャニーズ事務所の社長であるジャニー氏自身、田辺エージェンシー社長の田邊昭知氏、元テレビ朝日プロデューサーのスメラギ達人氏など、業界の重鎮が名を連ねています。
動画の中では、ジャニー氏が杯を酌み交わしながら、参加者に感謝の意を表す様子が見られます。特に「五分義兄杯の儀」と呼ばれる儀式が行われており、これはヤクザの世界における兄弟分の関係を象徴するものです。この儀式に参加することで、参加者たちの間に特別な絆が築かれていることが示されています。
映像には、参加者たちの名前が壁に掲示されており、ジャニー氏は「媒酌人」として重要な役割を果たしていることが伺えます。また、各企業が「国」として表現され、従業員を「組員」と呼ぶ点が、芸能界と反社会勢力の関係を示唆するものとして受け取られています。
芸能事務所の起源は、反社会勢力との飲み会に演歌歌手を呼んだことに始まるとのことです。このような歴史的背景から、芸能界と反社会勢力の癒着は根深く残っていると考えられています。近年、クリーンな関係を目指す動きも見られますが、過去のつながりが今なお影響を及ぼしているのではないかと懸念されています。
ジャニーズ事務所との関係が特に注目されるのは、テレビ朝日のプロデューサーが同席していた点です。このことから、ジャニーズとテレビ局との間に存在する深い関係についても疑念が高まっています。今後も、ジャニー氏の遺した影響やジャニーズ事務所の動向に注目が必要です。