女優で歌手の中山美穂さんが12月6日に東京渋谷区の自宅で亡くなり、その不慮の事故による突然の別れに芸能界からも悲しみの声が上がっています。中山さんの元夫である辻仁成さんのSNSやブログでの発言が注目を集める中、12月12日に行われた葬儀には辻さんが参列しなかったことが話題となっています。
中山さんは2002年に辻さんと結婚し、2004年に長男を授かりましたが、同年に離婚。離婚の際、子供の親権は辻さんが持つことになり、中山さんはその後、息子との関係を築くことができませんでした。中山さんは度々、息子に会えない苦しみを語っており、彼女にとって息子は最優先事項だったことが明らかです。
葬儀の際、辻さんの不在については、彼の精神的な状態が影響しているのではないかとも言われています。彼は自身のブログで「今日はずっと海を見ていた」と記し、心の整理をしている様子をうかがわせました。中山さんの妹である中山しさんは、葬儀を家族と所属事務所だけで行ったことを発表し、長らく離れていた息子が駆けつけたことを伝えました。
中山さんの死を受けて、辻さんは息子に対する母親の存在について触れ、「母という単語はタブーになっている」と述べています。彼は息子を心配しつつ、日々の生活を大切にしようとしていますが、同時に心の整理には時間がかかっている様子です。
中山さんの突然の死は、多くの人々に衝撃を与え、残された家族や関係者にとっても大きな試練となっています。葬儀における辻さんの不在は、彼自身の心の葛藤を反映しているのかもしれません。今後、彼と息子がどのようにこの悲しみを乗り越えていくのか、多くの人が見守っています。